暑い季節がやってきました。この季節、エアコンがフル稼働します。皆さんもさすがにエアコンを使っていないという方はいないと思います。
エアコンをフル稼働する季節になると、気になる点がありますよね。そうエアコンフィルターの汚れです。
エアコンフィルターが汚れていると以下のような問題点が発生します。
- エアコンから嫌な臭いがする
- エアコンの効きが悪くなる
- カビの胞子を部屋にまき散らす事になる
- ハウスダストでアレルギー体質の人は発作が出る
皆さんご存じだと思うので、定期的にエアコンフィルターの掃除をしようと思っているはずです。普通の方はフィルター掃除の頻度を気にしますが、実はそれだけでは不十分な場合もあります。
どんな状態だと不十分なのか、その時どうすれば良いのかまとめましたのでご覧ください。
エアコンフィルターの掃除どれくらいの頻度?
エアコンフィルターの掃除はホコリの付き具合を目安にします。
フィルターに触れてみて、汚れが付けば掃除しましょう。
エアコンフィルター掃除の方法
それではエアコンフィルターの掃除手順からご説明しましょう。
毎年、梅雨の時期に窓際や浴室などカビが生えていないような家庭なら、 恐らくフィルターの掃除だけで本体の掃除まではしなくても問題ないはずです。
※購入後3~4年経過していてもエアコン内部はキレイな場合もあります。
フィルター掃除だけではダメな場合
逆に、梅雨の時期にカビと格闘している家庭では、購入後1年以内でもフィルターを掃除しただけでは、嫌な匂いがするのではないでしょうか。
そこで使いたくなるのが『スプレー』です。
このスプレーは自分で掃除できるため便利なように感じますが、注意点もあります。
エアコンの掃除にスプレーを使うメリットとデメリット。上手に使う方法
ご自身でエアコンクリーニングをする際に、スプレーを使用して掃除をするという選択肢が出てくると思います。
スプレーを使用してエアコンをクリーニングする方法は一般的で、誰にでも手軽にお掃除する事が可能です。
しかし使用するスプレーによって効果が違う為、掃除する箇所に応じて適切なスプレー選びをしなければなりません。
スプレーを使用するメリット
スプレーを使用して掃除をする最大のメリットは何と言っても「誰でも手軽に掃除できるところ」です。
手軽な上に正しく使用する事により、以下の効果があります。
- 空気を清潔にできる
- カビ除去・異臭除去
- 電気代の節約
しかし注意点もあります。スプレーには様々な種類があります。
箇所によって細かく種類が分けられていますので、間違わないように注意しなければなりません。
- フィンクリーナー
- ファンクリーナー
- ドレンホースクリーナー
- フィルタークリーナー
スプレーは基本的にこの4種に分けられています。掃除したい箇所に応じて使い分けましょう。
スプレーを使用するデメリット
スプレーを使用するデメリットもあります。最大のデメリットはキレイにならない部分があるという事。あくまで簡易的な清掃しかできないという点です。他にも何点かあります。
- 下準備をきちんとしなければならない
- 逆にカビやサビの原因になる
- 謝った使用をすると火事の原因になる
一度使用したら使用後、試しに送風口に指を突っ込みファンをなでてみてください。すると、指先に黒いカビが汚れと共に付着します。
そのカビをキレイにしないとエアコンを使うたびに部屋中にカビをまき散らしていることになります。
スプレーに効果がないわけではなく、スプレーだけでは不十分なんです。
実際に私もカビを退治した次の年は、フィルターの掃除とスプレーだけで快適に使えています。
エアコンの使用後にカビ防止スプレーを吹きかけるなどの対策は必要ですが、カビが発生していなければフィンのホコリ除去に使えます。
エアコンの掃除でカビ除去を自分でするには?
スプレーを試してもカビの匂いが消えない場合にたどり着くのが、自分でカビを除去する方法です。
- 業者を呼ぶのにもお金もかかる。
- 清掃をしてもらうために家に他人をあげたくない。
- 長時間の作業は気をつかう。
実際にエアコンのカビを自分で掃除できるのか?というと、丁寧に下調べをし手順通りにきっちりと行えば出来ますが、あまりおススメはできません。業者を呼んだ方が早かったという人が大半です。
そこで、今回は私自身がDIYで我が家のエアコンの清掃を試してみたので、その過程を紹介します。
1996年製三菱ルームエアコン 霧ヶ峰(MSZ-FX256-W)
我が家のエアコンの中で最も古いエアコンなのですが、かなり年代物なので壊れる覚悟で行いました。
ファンを取り外すには、電気系統部を一部取り外す必要があります。
ファンまでは取り外し出来ました。ドレンパンとファンを取り外し洗浄し、ボディは壁に設置したままで掃除です。
ファンは取り外しても羽の間を清掃するのが難しいため、高圧スプレーなどがあると良いです。
アルミフィンも設置したままですのでドレンパンを外してから、スプレーするので養生が必要です。
※一部取り外しから清掃、取付までで3時間。今のところ3年間毎年自力でカビを除去しています。
2007年製 FUJITSU AS-E22S-W ルームエアコン
これは、前面パネルを外すのもコツが必要で、全く歯が立ちませんでした。ネットで調べてもよくわからず、6時間後にようやく外せました。
理由は硬すぎただけ。
エアコンの部品でカビが生えてしまう部品は、簡単に取り外しが出来るようになると良いですね。
なんとかファンを電気系統から取り外し、こちらも清掃できました。
フィンと電気系統がダクトがぶら下がったままです。これは取り外しができないので、このまま。
分解できた本体とファン。
このファンの中がめちゃくちゃ汚いです。恐らく我が家だけではないはず。
細かい部品まで清掃しました。
壁にぶらさがった不自然な状況での作業なので、次は自力での清掃はしません。
設置後もビスが1本残るなどして、再度分解するなど悪戦苦闘。
2008年製 SHARP AY-W22SC セパレート形ルームエアコン
フィルターまでの掃除しかできませんでした。
送風口から除くとファンとボディ内部がカビているのが見えます。割りばしにエタノールを染み込ませた布を付け、掃除する程度のことしか出来ません。
ですからこれは完全に業者を呼ぶしかないといった状況です。
自分でカビを掃除するために分解する際は、故障しても仕方がないという覚悟がない限りは止めたほうが良いです。
1996年製のエアコンは分解して最悪故障した場合は、買い替えようと考えて毎年清掃しています。
しかしこれが一番単純に分解できるので、故障もしません。
でも他のエアコンは時間の無駄になり兼ねませんので、プロに任せるのが良いと思います。
エアコン清掃は業者に頼んだ方が絶対に良い
自分でエアコン清掃を行ってみてわかったことは以下です。
- 丁寧に作業をしなければパーツを破損したり紛失したりする
- 純粋に時間がかかりすぎる
- 養生するのに時間がかかる
- 養生に時間がかかったのに結局不十分だった
- プロに頼んでもそんなに高くない
簡易的にフィルターや外側のみを清掃する分には問題ないですが、やはりカビや汚れは内部にも相当付着しています。
理想は1年に一回は掃除したいところですが、分解して養生もして掃除を行う気力はもうありません(笑)
正直、業者に頼んだ方が手間もかかりませんし、調べたところそこまで高くなく隅々まで綺麗にしてくれる業者が多いです。もったいないという気持ちもあると思いますが、安くて高評価の業者を探して依頼するようにしましょう。
エアコン清掃のおススメ業者をご紹介
エアコンクリーニングって高いんじゃないの?
信用も出来ないし…。値段次第かな
いざエアコンクリーニングを業者に頼もうかと思っても、みなさんやはり値段面でお悩みかと思います。
実際私も値段面や、家の中に業者が入ったりするのを躊躇して自分で清掃してはみましたが、終わってから「業者に頼めばよかった」と後悔しました。
そこで個人的に色々調べてみたところ、ほとんどの業者が1万円前後でクリーニングをしてくれる事に気付きました。
エアコン清掃業者が基本的に行う作業行程は以下になります。
- 運転確認
- 分解
- 基盤の養生
- 本体の養生
- 高圧洗浄
- 部品清掃
- ドレンホースチェック
- 拭き上げ
- 防カビ抗菌コート
- 組立
- 作業完了
業者を選ぶ際のポイントとしては、ファンとボディ内部をどのように掃除するのかの確認です。
アルミフィンだけを掃除するだけの業者は止めましょう。
また夏は需要が高まり、予約が取れない状況になります。なるべく複数の業者に相見積を出して、都合の良い日程を抑える事ができる業者を選んでください。
個人的におススメしているエアコンクリーニング会社を5社ご紹介します。
まとめ
エアコンのフィルター掃除から始まったエアコン分解ですが、もう少し簡単にカビの掃除が出来るような構造になると素人でも簡単に清掃できると思います。
しかし最近のエアコンは「自動おそうじ機能」などもあり、年々構造が複雑にもなってきています。
自分で清掃する際は「簡易的にスプレー」程度にして、気になる場合は業者にお願いしましょう。
とにかくフィルターを清掃しても変なニオイがする場合は、清掃業者に依頼するのが良いですね。自力で半日かけるが、すごく大変ですし、完全にキレイに出来るとも限りません。
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